⚾️バッチコイ店主の独り言⚾️
魚津市から俊君がラプソード測定にご来店！

何球か投げてもらい球質を確認すると、ラプソードは、カットボールやスライダーと判定しました。ボールの握りをチェックしたところ、手が小さいので人差し指と中指を縫い目の曲線に沿って握っていました。ジャイロ回転してしまうのも当然なので、握りを縫い目に直角に修正したところバックスピンに近づき、回転数や回転効率も上がり、ホップ率も改善されました。
小学生等まだまだ手が小さいお子様は4シームで握ると縫い目に指が掛けにくい場合は、2シームでしっかり縫い目にかけて投げる事でスピンを体得するのも効果がありますよ。

あと、気になった点は重心移動不足です。
踏み出し脚のつま先、膝の閉じ過ぎと目線（右目→両目から右目→左目）の入れ替えとグラブのたたみ方を修正したところ、重心移動が多少スムーズになりました。
小学生の頃から回転軸を意識したりスピンをかけるコツを知ったりすることで、普段の練習からボールの握り方や重心移動を意識して取り組む選手になると思います。

やみくもに全力投球していても間違ったボールの握り方をして、スライダー回転のボールを多投して肘を壊す選手が結構います。ケガせず健全な能力の向上にはまず、自分の特質を知ることから始めましょう！

今回も修正前後のボールの回転軸の3D映像を載せておきますのでご参考に！

ところで、俊君は左右両方で投げれる二刀流ピッチャーとのこと。

次回は右投げでもチャレンジしてくださいね。お待ちしております！

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