⚾バッチコイ店主の独り言⚾

富山市から隼橙（ハヤト）君がラプソードピッチで球質測定にご来店！

数球投げて回転軸が円盤回転になるので握り方を確認したら、親指が人差し指側にセットされていました。中指と人差し指の真下にセットしたのですが、まだ手が小さくてとても投げづらそうでした。

そこで、無理に4シームで握るより2シームで抜い目に指をかけてスピンを意識して投げると、回転軸も回転数も一気に向上しました。リリース後の拳が「グー」になっていて、スピンをかける必須条件が満たされています。

回転軸の変化は3D映像をご覧ください。

次に修正したのは左脚の踏み込みです。
骨盤が後傾してお尻が落ちたまま並進運動を開始するので股関節が使えず、突っ張った状態で軸足つま先の前方に着地しているため、並進運動が不足し、重心が後ろに残ったままリリースしています。

まず、板踏みで足裏のトライアングルでの重心保持の確認をし、骨盤前傾からのサイドステップ、プルダウン、ケンケンピッチ、板踏み越しステップ等のドリルをして動作確認しました。

足裏で正しく立てて、骨盤が少し前傾して並進運動できるようになり、股関節が以前より柔らかく使えるようになりました。
すると自然と「くの字ステップ」で前脚が着地し、膝と股関節にゆとりができて、軸足股関節から前脚股関節へスムーズと重心移動が行われ、しっかりと踏み込んでからリリースできるようになりました。
ただ、リリースで拳が「パー」に戻っているので、「グー」でリリースできるとさらに回転数もスピードもアップしますよ。

短時間でいくつかのドリルや身体の仕組みのお話しをしましたが、お父さんも一緒に本当に真剣に取り組んでいただきました。絶対伸びる選手です！

成長した姿を次回測定で見せてくださいね。お待ちしております。

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