⚾バッチコイ店主の独り言⚾

北陸大学野球春季リーグ戦２部優勝の金沢工業大学の期待の大型投手が監督さんと一緒にラプソード測定にご来店！

事前に練習時の投球フォームをラインで送っていただいていたので指導方法を予習する事ができました。

190cm近い長身で手足もとても長く、中１で身長がストップしてしまった店長からは大変羨ましい限りですが、武器となるべき手足の長さが効率良く使えず苦しんでいるとのことです。

一番の問題点はバランスです。
軸足で立った時につま先に重心がかかり左脚を踏み出そうとした時点で無造作にグラブの手をキャッチャー方向に突き出し頭もつられて前に突っ込む為にバランスを取るために右手が伸びてしまい、軸足の膝が折れて骨盤が前傾できず前足が着地する前に軸足の踵が浮いてしまい重心が突っ込む為に早めに左肩が開き、トップが作れないまま腕が伸びた状態で無理矢理振るので肘を突き出したリリースになり、膝もつま先も開いたフィニッシュになっています。

いくつか改善点がありましたが、事前に情報をいただいていたので、板ドリルで足裏の重心の確認、骨盤の前傾、前足の踏み出し位置の確認、グラブの切り替えしドリル、胸郭の使い方のボールドリル等を施しました。4スタンス理論のA１タイプなので体側の中で腕を使う点や、腕が伸びきると肩甲骨が使えないことを理解してもらいグラブを胸につけたまま投球してもらいました。本人的にはとても違和感があったと思いますが、ラプソードのデータと映像を見てしっかり改善されたことを認識していただきました。

締めにリリース時に声を出して腹圧をかけることで、とてもダイナミックなフィニッシュで投げれるように変身したと思います。

レッスン途中の休憩時間にきっちりメモを取っていらっしゃる真面目な選手です。

秋季リーグの大活躍を楽しみにしています。

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