⚾️バッチコイ店主の独り言⚾️

新潟県糸魚川市から硬式チームに所属する中１の駿君がラプソードバッティング測定と技術指導受講のためご来店。
力強くバットも振れ、打球速度も100キロ前後を計測し、データ的には打球の質も中１的には及第点でした。
スロー映像でフォームチェックしたところ、いくつかの改善点がありましたので映像とデータを本人とお父様と共有しながら修正しました。
改善点① 下半身が骨盤の前傾が無くて軸足の指先に体重がかかった状態で前足を踏み込む為、前足の踵を踏む前に軸足の膝が内側に折れてグリップが落ち、捻転がないままスィングが始まっています。股関節が使えず下半身の力は後方に逃げています。
改善点② 捻転が無いままスィングが始まる為、腕が伸びたままインパクトに向かっています。伸びた腕がガードして胸郭が使えず、股関節が連携しないので腰を回し、手首が返ったスィングになってしまいます。
修正方法として、
①足裏の母指球•小指球•踵の三点トライアングルの確認のための板ドリル。
②自然と骨盤が前傾し股関節を使ってスィングができる、バッティングチェアでのスィング。
③腕が伸びたままスィングせず、胸郭を使ってインパクトできるように左脇にボールを挟んでのスィングドリルです。
以上のドリルを組み合わせて再計測したところ、足裏を上手く使って捻転のきいたトップから、胸郭と股関節が連動したとてもスムーズなフォームに変身しました。打球速度も10キロアップしました。最後に踏み込み足のつま先の方向を少し解放することで打球速度が120キロを軽くオーバーしてしまいました。末恐ろしい中学１年生ですね。次回のご来店時に成長具合を教えてくださいね。
とても楽しみにしています。

短時間で効率的に修正できるのも、ラプソードで映像とデータで本人と改善点を共有し、納得してレッスンできるからだと思います。
ただし、これまでの動かし方での時間が長いので、無意識でいると当然直ぐに元通りになってしまいます。

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